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2006/07/14

世界農業の見通し

先週のことだけれど、FAOとOECDが2015年までの世界農業の見通しを発表している。その中で、最貧国の食糧不足がさらに拡大するという予測が出されている。

その原因が、先進国によるバイオ燃料向けの穀物の増加、中国・インドの食料需要量の増加が想定されている。原油価格が現在よりもさらに上昇すると、バイオマスを使った燃料生産コストが相対的に低くなって、利用が増えるということだ。

アメリカのように余剰穀物がある国は、輸出仕向ではなく国内のバイオ燃料生産に穀物を使うようになるから、穀物の流通量が減り、国際相場がわずかでも上昇すれば、外貨の少ない最貧国は飢餓の脅威にさらされるようになるだろう。

そのほか、国際流通量のタイトな米の国際相場の上昇、労働力不足・水不足による農産物価格の上昇など、それほど明るい未来ではない。

小麦、大豆、トウモロコシなど穀物の大部分を輸入に頼っている日本にももちろん影響がでるだろう。米の自給率100%というのは、現在の米の消費量が一人 あたり年間61キロだからで、穀物輸入が少しでも減って、米の消費が増えたとたんに米不足が起こることは間違いない。現実に、米の備蓄量は頼りにならない くらいしかない。

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