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2006/08/22

今月の私の履歴書

日経新聞の「私の履歴書」は、有名人の人生を垣間見ることができて、毎月楽しみにしている。今月は、遠州茶道宗家の小堀宗慶さんで、大東亜戦争の時にチチハルで終戦を迎え、そのままシベリアに抑留された時の話が興味深い。小堀宗慶さんは、バイカル湖近くで抑留生活を送ったようだ。

きたきつねの父親も、シベリアに抑留されて昭和22年に舞鶴に復員してきた。バイカル湖の近くまで連れて行かれて、シベリア鉄道建設工事に使役されたらしい。というのも、父親は死ぬまでシベリア抑留の頃の話をあまりしたがらなかったので、タンポポを食べたとかマイナス40度になると仕事が休みだったといった、断片的な話しか聞いていなかったので、詳しいことは判らない。

シベリア抑留の話は、胡桃沢耕史さんの『黒パン俘虜記』で読んで詳しく判った程度だった。

シベリア抑留のような過酷な生活を、今の戦争を知らない世代の日本人が体験したとすれば、どこまで耐えられるだろうか。

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