中国の資源保護
今日は七十二侯の「蟄虫戸を閉ざす」となった。まだ秋深しという感じではないけれど、秋が深まってきているのがわかる。
26日に、東京ローズのアイバ・トグリ・ダキノさんが90歳で亡くなったという訃報がでていた。存命だとは思っていなかったので、驚いた。
島倉千代子さんの「恋しているんだもん」でデビューして、カラオケでおなじみの「さざんかの宿」など、知っている曲を沢山書かれている作曲家の市川昭介さんも亡くなった。合掌。
中国が資源保護を理由に輸出規制を始めてきた。目に見えているのは、割り箸と備長炭で、輸入量が激減して価格が急上昇している。コンビニなどのハシもいわなければ付かなくなっているようだ。2008年には割り箸の輸出禁止になるということだ。
中国に行くと判るけれど、森林があるように見えない。実際、森林資源は非常に少ない。その少ない森林資源を金のために切り売りし続けることはもともと無理だった。
直接目に見えないものは、アンチモン、インジウム、イットリウムなどのレア・アース(稀土金属)だ。これらは、産業の米といわれるLSIの製造に不可欠な材料で、輸入が止まるととんでもないことになる。他の資源も徐々に輸出規制されてくることだろう。
15億人が市場経済に向けて動き始めたことで、国内資源を確保するということなのだろう。中国は、石油も輸出国だったのに、今では日本を抜いて世界第二位の輸入国になっている。このままだと、他の資源も大量に飲み込むようになるのではないだろうか。
安いことだけで、資源を外国に依存することの危険性がはっきりしてきたのではないか。それよりも心配なのは、中国に作った自動車をはじめとする工場を国有化する可能性が否定できないことだ。工場を合弁しか認めないという仕掛けが恐ろしい。
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