白樺峠のタカの渡りははずれ
今年もタカの渡りのシーズンになってきた。今週は雨が続いていたので、タカは上昇気流に乗って遠くに渡ることができなかったはずだ。案の定、昨日は好天だったので、白樺峠では1600羽以上の渡りが記録された。
連休に白樺峠に行こうと思っていたけれど、天気予報を見ると、今日の午後から月曜日まで雨になってしまうらしい。ということは、今日の午前中しかチャンスがないということになる。
午前5時前に起きて、朝ご飯を食べて、準備をして出発した。高速道は順調だった。途中上信越道で大型車が火災を起こして通行止めになっているという情報で、長野道でよかった。
松本で降りて158号で上高地方面へ、途中でトンネルの中の分岐を左折し奈川方面に向った。この辺りのトンネルは、側壁が垂直で、異様に天井が高い。たぶん、発電機を運ぶために作られたトンネルなのだろう。トンネルの中がS字カーブという面白いところもある。
乗鞍に向かうスーパー林道に入ると、料金所がしまっている。張り紙によると、道路の途中に移動したらしい。道を進むと、白樺峠の駐車場まで料金所がなかった。840円もうけてしまった。駐車場には東京から来た大型バスが停まっていた。よくあの狭い道を上がってきたと思う。
急坂を上って「タカ見広場」にゆくとすでに沢山の人が集まっていた。120、30人の人が斜面に用意されたベンチや丸太の椅子に座ってタカが出るのを待っていた。天気を考えると今日しかないという思いは同じだったようだ。ところが、目の前の山と谷は、濃い霧がかかっていた。
時折、霧が薄くなるのだけれど、タカは現われない。アマツバメ、ツバメが数羽通ってだけだった。テレビ信州のクルーが、タカの渡りの取材に来ていたが、いくら待ってもタカは出ず、沢山集まった人を撮っていた。昼前に雨が降ってきてしまった。
マヒワの大群を見ることができたのが収穫ということにして、撤収することにした。皆さんはまだ粘るようだけれど、天候が崩れて、林道に霧でもでると、急な下り坂を下りる自信はない。
結局、雨の中で一日粘った結果はハチクマとサシバが12羽だったようだ。撤収して大正解だった。
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