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2006/09/17

食糧とその日

早朝は強い雨が降っていたけれど、10時過ぎから降ったりやんだりで、時々太陽が顔をだしてくれた。台風の影響はまだでていない。午前中は、洗濯と掃除。随分ホコリが溜っていた。

午後は、JAの産直「あるるん畑」で、トマトとイチジクを買ってきた。品管が良くなってきている。

今日の読売新聞に、上越市の大手町小学校で実施されている「食糧その日」という体験学習のことが載っていた。「食糧その日」というのは、5年生の児童が、自分たちで栽培・飼育した農作物や家畜だけに頼った食事をとる、1泊2日の体験学習で、20年も前から行われているということだ。

「飢餓に苦しむ国と同じ量の食事だけ食べる」ということで、1食を約113キロ・カロリーの食事を自分たちで作って、昼食、夕食、朝食の3食を食べるという。この体験で、児童は食物の大切さを実感するらしい。

「食育」ということが流行しているが、このような体験は必須ではないだろうか。飽食、食べ残しの日本の置かれている食料の状況は、自給率40%(公称)しかない。本当は、国内の家畜生産を自給率に入れているが、飼料はほとんどが輸入だから、実際のオリジナルカロリーの自給率は30%台なのだ。農林水産省は、自給できる農産物だけで食べることについてのシミュレーションの結果を公表しているけれど、とても厳しい内容だと思う。

もし、食料の輸入が止まった時には、飢えが待っているのだから、子供の時に一度経験することは良いことだと思う。実際に、大手町小学校で「食糧とその日」を経験した児童は、給食の食べ残しや好き嫌いが無くなるなどの効果がでているそうだ。特にこの体験学習の良いところは、自分達で作った農産物を使って、調理して食べるという、一貫した体験ができていることだ。

もっと広い世代でも体験できるとすばらしいと思う。

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コメント

私もその記事読みました。
よい授業ですね。
自給率は社会の授業で習いましたが、数字やグラフではピンと来ないものです。

私もそういう体験しておきたいです。
食い意地が張っているので、一日で弱音を吐きそうですが…。

投稿: ナキウサギ | 2006/09/18 00:25

ナキウサギさん

百聞は一見にしかずといいますが、実体験が一番でしょう。1600キロカロリーの食事を比較的長いこと続けた経験がありますが、100キロカロリー台だと子供でもきついと思います。

農林水産省のシミュレーションの食事を一週間実行するのでもいいかもしれません。もちろん間食なしで。

約2000キロカロリーですから、つらくはないけれど、食品のバリエーションが無くなってきついかもしれません。

投稿: きたきつね | 2006/09/18 16:24

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