杉沢の沢スギ
台風13号の影響のフェーン現象で、早朝から気温が上がり初めて、高田の最高気温は33.5度になった。
職場の仲間と、富山方面に行ってみようということになった。長野のちひろ美術館で富山の観光案内をもらったので、それを頼りに出発した。
途中のPAで詳しい観光地図くらいあるだろうと思ったのが失敗で、何もなかった。仕方がないので、生地の清水を見に行こうと黒部ICで高速を降りた。観光案内を見ると、入善町に
天然記念物『杉沢の沢スギ』があった。ここは十数年前に一度いったことがあるので、生地の清水の前にいってみることにした。
『杉沢の沢スギ』に到着して、自然館に入ると、平成16年の台風の被害の写真があって、スギの木が倒れたり、観察路が壊れたりと修復に時間がかかったようだ。
観察路に入ると、ずいぶんと木が傷んでいた。十年前と比べると園内の湧水が少なくなっているような気がする。ここのスギは、普通のスギと異なった性質を持っているらしく、湧水のある湿地で生長している。
昔は、大面積の沢スギがあったのだけれど、農地開発のために、ごく一部が残されるに過ぎなくなってしまった。天然記念物なので、あまり手を入れられないので、徐々に消えてしまうのではないかと心配になる。
黒部川の扇状地の裾に位置する入善町にも、扇状地の下に潜り込んだ水が噴き出しているところが沢山ある。黒部市に戻る途中に、何カ所も湧水があって、ペットボトルを持った人が、湧水を汲みに来ている。
軽トラックに、何十本もペットボトルを積んできている人もいた。うどん屋さんかラーメン屋さんなのだろうか。飲んでみたけれど、冷たく、旨かった。
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