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2006/09/11

バイオマス市場が急拡大?

朝から雨模様で、気温も23度以下と涼しかった。

バイオマス市場が急拡大するという予測がどこかのシンクタンクからでてきたらしい。2012年に、現在の10倍以上の2500億円になるそうだ。バイオマスとしてはバイオマスエタノール、バイオマスディーゼル燃料(BDF)が主になるようだ。もちろん直接燃料として使うこともあるだろう。

バイオマスエタノールは廃木材、BDFは廃食油が原料ということだけれど、廃食油の量がそれほど多くあるとは思えない。廃木材は、住宅などの解体材になるのだろうか。伐採の時に出る枝やワラなどは、集めることが難しいだろう。

問題は、バイオマスを燃料化するためには、収集したり加工するために、ある程度石油エネルギーや電力が必要になるということだ。投入したエネルギーを回収できるほどのバイオマス燃料ができるかどうか難しいところだ。

バイオマス燃料の原料として、米や芋類を使うようになると、今度は食料との競合が問題になってしまう。1970年代にもバイオマス利用の予測が沢山出てきたけれど、どれも実現していない。予測は簡単だけれど、本当にできるかどうかは別だろう。

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