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2006/09/13

椎茸が足りない

今日も前線が停滞して雨。最低気温が17度、最高気温が21度と十月になったようだ。

疲れが溜っているようで、集中できない。

農薬のポジティブリストの影響が色々なところにでて来ているようだ。中国からの輸入野菜の一部から基準以上の農薬がでたために、輸入自粛になっているものがでてきている。

最近は、椎茸の輸入量が激減しているということだ。原因は、対日輸出の85%を担っている企業が八月一ヶ月出荷をストップしてしまったことらしい。さらに、国産も残暑と原油高の影響で出荷量が減少している。そのため、東京市場への椎茸の入荷量は、七月で31%減、八月には46%減となっているという。

椎茸の市場価格が上がっているけれど、椎茸は生産に半年くらいかかるために、急に供給を増やすことができない。それよりも、安い中国産に押されて、国内の生産者が減少しているのだ。もし、増産できても、農薬問題が解決して中国産が入ってくるようになれば、安値と原油高で収支が合わなくなることは明らかだ。

ポジティブリスト制度で見えてくるのは、農薬の問題だけではなく、国内の食料自給率の低さもあるのではないだろうか。食料を海外に依存することの危険性を考えておかなければならない。


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