今日は寒冷前線が通過して天気が悪くなるという予報だったけれど、朝起きてみると良い天気だった。
仕事場の同僚が是非、野沢温泉の外湯巡りに行きたいのでつきあえというので、出かけることにした。
国道18号から、292号、117号と通って一時間半ほどで野沢温泉に到着。292号は国道といっても、途中非常に狭いところもあって、冬は走りたくない。中央ターミナル近くの有料駐車場に車を預けて、外湯巡りに出発。一日500円だった。
最初は、『横落の湯』で、午前中なのか誰も入っていなかった。無色透明な弱アルカリ性のわずかに硫化水素臭がするお湯で、それほど温度は高くなく、肌に優しい感じがした。ゆっくりと浸かって次の場所に移動した。
泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:81.9℃ pH:8.9
次に『十王堂の湯』に。外に温泉卵を茹でるための場所が用意されていた。外を歩いている観光客はいるけれど、外湯に入っているひとは少ない。
ここは二階建てで、男湯は二階だった。中にはいると先客が一人いて、熱いので水道水で適温にしてくれていた。泉源が違うようだけれど、感じはあまり変わらない感じだった。
泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:78.2℃ pH:8.8
2カ所入浴したあとで、野沢温泉の源泉『麻釜(おがま)』を見ることにした。
大釜(90℃)、茹釜(90℃)、円釜(71℃)、竹伸釜(80℃)、下釜(85℃)とあって、それぞれ温度の違うお湯が沸いている。
噴出するお湯は、非常に高温で、野菜・山菜や卵を茹でたり、工芸用の竹やあけびの蔓を浸したりするために使われている。蓋がされていて中の様子はわからない。見ていると、茹で上げた卵を持って行く人、茹でるために卵を釜に入れるひとがきたりしていた。
麻釜から、ちょっと上の『滝の湯』に。人が入っていないと、湯温の調節ができていないので、湯温は43℃以上あって、入るとお湯が肌に食いついてくる感じがする。
泉質:単純硫黄温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:77.0℃ pH:7.7
外湯というのは、公共の入浴場というわけではなく、地元の人達が共同で浴場を建てて、維持管理をしている温泉を、無料で一般に開放してくれている施設で、本当にありがたい。そんなことを知らずに馬鹿なことをするひとが時々いるようで、色々な注意書きがあるのが悲しい。
坂を下って『真湯』に行ったが、場所が判らない。ウロウロしていたら、『真湯』は改修中で12月まで利用できないという告知が出ていた。よく見ると、ブルーのシートのかかった建物があった。
仕方がないので、さらに下の『熊の手洗湯』に。ここはそれほど熱くはなかった。四カ所目になるとちょっと疲れてきた。
泉質:単純硫黄温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:40.2℃ pH:8.2
温泉に入るとお腹が空くらしい。昼食を食べることにした。食堂を探して『四十雀』という居酒屋で『野沢菜担々麺』というのを食べた。店の人の話では「普通以上の激辛」ということだったけれど、辛さはそれほどでもなく旨かった。麺の茹で加減が今ひとつというところは残念だった。
お腹がくちくなったところで、『大湯』へ。ここは立派な外観の建物で、向いに足湯まであった。
ここは先客が数人いた。中には、熱湯と温湯の浴槽があって、熱湯は、本当に熱くて入ることができなかった。
泉質:単純硫黄温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:66.2℃ pH:8.5
六軒目は『秋葉の湯』。ここもよそと同じで非常に湯温が高い。44℃近くまであるようで、入って直ぐは肌がピリピリする。それでも、少し経つと良い感じになる。
地元の人が入浴する時間らしく、サンダル履きのひとが入ってきた。挨拶をして少しはなしをした。どこでも挨拶は大切だと思う。
泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:83.2℃ pH:8.7
きたきつねは、四軒くらいでもう終わりにしたかったけれど、同僚が十三湯の半分は回りたいということで、最後の七軒目は『新田の湯』。
ここも熱い。湯船に二分ほど浸かって上がることにした。ここまで来ると難行苦行の修行のような感じになってしまった。服を脱いで、湯船に浸かって、服を着てを繰り返すのも、意外と大変なことだった。
泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉(低脹性アルカリ性高温泉)
泉温:81.9℃ pH:8.9
残り六湯は、次回にすることにした。それにしても湯疲れという言葉があるように、非常に疲れた。
野沢温泉は思ったほど広くなくて、外湯巡りは徒歩で十分回ることができるのがいい。
11月は野沢菜を洗う作業があるので、平日は使えない外湯があるようだ。
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