第「三・五」の波
部屋を整理していたら、随分前にブックオフから100円で買ってきた、山根一眞さんの『第「三・五」の波 スーパー書斎の秘めごと』(文藝春秋)がでてきた。
パラパラと見始めたら、内容が懐かしくて読んでしまった。1988年から1990年の間に「週刊文春」に連載したコラムを纏めたものだ。パソコンがまだ普及するまえの時期で、専用ワープロが全盛で、ADSLや光ファイバーがなくて電話回線だし、もちろんインターネットは無くパソコン通信全盛だったころの話だから、きたきつねも同時代に、同じような苦労をしながら仕事をしていたので、共感できる。今思えば随分不便な環境で仕事をしていたものだ。
タイトルはアルビン・トフラーの『第三の波』のパロディーだから、トフラーの先見性や洞察力はないけれど、情報化の夜明け前の苦労物語としては面白いと思う。
山根さんは、今でも日経新聞の土曜日の日経プラス1に『デジタルスパイス』というコラムを書いていて、未だに情報化に悪戦苦闘しているようだ。
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