行旅死亡人
この前。官報を見て行旅死亡人の公告の欄を見て、身元も何も判らないで死んでいく人が想像以上にいて、それぞれ色々なドラマがあるのだろうと思っていた。自殺や自然死が多いのだろうけれど、事件性のあるものもあるのだろう。
やはり、きたきつねと同じような興味を持つ人がいて、官報の行旅死亡人の欄をデータベースにしている人がいるのに驚いた。この行旅死亡人データを見ていると、身体的特徴や所持品・着衣などの記載が、精粗まちまちで、これで本当に引き取り人が現われるのだろうかと思ってしまう。警察に失踪届がでているとして、判るのだろうか。
このデータベースのリンクの中に、遺品の処理や孤独死や自殺現場の処理を専門にしている会社の社長のブログ『★現実ブログ!!「現実にある出来事の紹介」』があって、ちょっと読んでみたけれど、人生の縮図がここにもあって、驚くことばかりだった。
孤独死で長期間経ってから見つかった場合の処置は、突然知らされた家族はどうして良いのか判らないだろう。核家族化が進んでいるので、子供がいないとか、親戚づきあいもない人にとっての遺品の処理は将来大問題となるだろう。このような仕事をしてくれる人がいることは、遺族にとっては非常にありがたいことだろうと思った。
そうそう、行旅死亡人については、『行旅病人及行旅死亡人取扱法』という法律があるけれど、これが明治32年施行の古い法律で、漢字カタカナ混じり条文といのも面白い。
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