写真を撮ること
先日、田中希美男さんのブログで、デジカメの話を読んでいたら、「画質がどうのこうの、高ISO感度でのノイズがどうだああだ、とわかったような理屈を述べるやつが最近多いようだけど ・・・・・・」 というところが非常に気に入った。実に痛快。
レンズの解像度がどうのとか、シャッターの音がといったカメラの細かな性能を気にする人が結構多くいる。数十万もするカメラを使って、ゴミのような写真を撮っているのを見ると、ちょっと違うのではと思ってしまう。
カメラは、道具で、いくら高級なカメラを使っていても良い写真が撮れなければ意味がない。レンズ付フィルムでも、ピンホールカメラでも良い写真が撮れればいいと思うのだけれど違うだろうか。観光地や景勝地で、絵はがきや誰かの写真と同じものを撮るのだったら、なにも高い高性能のカメラはいらないと思う。
同じカメラで、同じ対象を撮っても、上手い下手がはっきりと出る。これは不思議だ。訓練すればある程度のところまでいくと思うけれど、根本的に違う何かがある。それは道具で補うことのできない何かなのだ。写真は、光と影と時間が大切な要素で、それを瞬時に判断する才能の有無が問題のだろう。
きたきつねは、十代から写真を撮っているけれど、ちっとも上達しない。何も考えずに、出会い頭に撮っているのが悪いのだけれど、それに加えて技術も無いけれど、センスがないのが痛い。自覚するだけましか。
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コメント
田中希美男さんのブログはたまに読んでます。とてもおもしろいですよね。
ぼくも写真好きで新しいもの好きなのでカメラはけっこう買うんですが(といっても不人気で安くなっているのとか中古のB級品とかが多い)、全然写真は上達しません。でもプロじゃないんだし、安いのでもそれなりに楽しめているのでいいんではないかと思ってます。
高価な機種を買える人は、それなりに経済的に余裕があるのでしょうから下手な人でもガンガン新しいのを買って、いい写真が撮れなかったらさっさと中古市場に出していただけたらよいと思います。
#最近老眼がでてきたのかピントが合わなくなってきたのでAFレンズもちょっと欲しくなってきてたりしてるもので…
投稿: 西村 | 2006/11/25 00:17
西村さん
西村さんは、感心するくらい良い写真を撮っていますよね。きたきつねのようなブレボケ連発がないのがすごいです。
そうですね、金持ちはどんどん新しいのを買って中古で出して欲しいですね。
老眼ですか、きたきつねはもう十五年前から老眼です。気がついたのが、撮影した写真が全部ピンぼけでおかしいと思っていました。ある時、仕事でAFの一眼で撮影しようとして、「カメラが壊れてる、ピントが合わない」と部下にいったら、「合ってますよ」といわれて眼鏡を買いに行きました。それ以来AFカメラです。
投稿: きたきつね | 2006/11/25 08:29