漢字の白川先生死す
日一日と気温が下がってきている。明日から連休なので、夕方つくばに帰ることにした。
日本の漢字研究の泰斗白川静先生が、10月30日に亡くなった。合掌。享年96歳。研究一筋の人生で、まだまだ仕事をし残していると思われているのだろう。
きたきつねは篆刻をしていた頃、漢字に興味を持っていて、白川先生のことを知った。どこか普通の研究者と違うと感じていたけれど、後年日経新聞の「私の履歴書」を読んで判ったような気がした。
小学校を出て、弁護士事務所に住み込みで働きながら夜学に通い、教員検定試験を受けて中学教師になり、勤めながら立命館大学を卒業し、大学の教員となった。その間、生活の全てをかけて漢字の研究を続けていたという。だめきつねのきたきつねには見習わなければと思った。
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