マオリの神々
気温が7度で朝の散歩は快適だった。ヒバリ、ホオジロなどの春を迎える楽しそうな声が聞こえる。
早い時間の常磐線で東京にでかけた。上野で降りて、東京国立博物館で開催中の企画展「マオリ 楽園の神々」を見にいった。開場時間のちょっと前についたので、人が少なくゆっくり見ることができた。
今回は、ニュージーランド国立博物館のテ・パパ・トンガワレの名品120点が展示されていた。
マオリの人々の祖先はパプアニュギニアから、カヌーに乗って渡ってきて、新しい風土に合わせた独自の文化を創り出していて、展示物はどれも興味深いものだった。
ヨーロッパ人が来るまでは石器文化で、木彫は精密な細工で、アクセントのアワビの貝殻が怪しく光ってマオリの精霊が宿っているようだ。
平成館の二階の一室だけだったけれど、見応えがあった。
上野公園を歩いていると、緋寒桜のつぼみが膨らんでいた。今年の花見は早くなるだろうと思って、噴水の方を見ると、満開の桜が目に入った。
近づいてみると寒桜だった。ホームレスの上に花びらを散らしていた。
上野公園は、ホームレスのブルーシートのテントが無くなっていた。植え込みの中にロープが張り巡らされて、「立ち入り禁止」の看板がでていた。確かに洗濯物がかかっていたりして、遊歩道を歩くのがはばかられたので、排除の動きになったのだろう。
御徒町にでて、秋葉原に向かって歩いていると、消防車が何台もサイレンを鳴らして通り過ぎた。
本当に近くで火事があったようだ。ビルの中で、消防車数の多さと釣り合わない小火(ボヤ)があったようで、消防隊員と警察が所在なさげに立っていた。火事への対応は最善を尽くすので消防隊の過剰出動は問題ではなく、小さく押さえられて良かった。
気温が高いので、歩いていると、汗ばむほどだった。昼は、「すき屋」で有名なゼンショーの子会社のラーメンチェーン「天下一」でラーメンを食べた。有名チェーンの「天下一品」とは全く違う。
セットメニューが充実していて、満腹になりたい人にはいいかもしれない。近くの工事の人たちが沢山きていた。
最近は、週に四回はラーメンを食べているような気がする。
午後は、Start Macの座談会があるので、東京オペラシティーのApple本社にいった。
オペラシティーの一階の広場で、小春さんという東京都のヘブナーティストの若い女性が「パリの空の下」をアコーディオンを演奏していて、おばあさんが、一生懸命耳を傾けていた。
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