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2007/02/06

トルティージャの値上がり

070206_1今日も晴天で風がないので暖かだった。に中の最高気温が16度近くまで上がって、春の陽気。

昼休みの散歩道の紅梅が咲いていた。前を通ると花の香りが心地よい。

今朝の新聞に、アメリカで原油の高騰を受けてトウモロコシを原料にして、バイオエタノールの生産が急速に増加していて、その影響がメキシコの食生活に出始めているという記事があった。

日経ビジネスの1月22日号に「穀物争奪の隠れた主役 エタノールメージャー」という特集記事があって、その記事を読んで心配していたところだった。

世界最大のトウモロコシの輸出国のアメリカでは、現在生産されているトウモロコシの20%がエタノールに使われていて、将来はさらに増える見込みということだ。日本ではトウモロコシを家畜の餌や食用油の原料として大量にアメリカから輸入している。国際相場は急騰していて、家畜の飼料価格が値上げになっている。早晩、肉や卵の値段に跳ね返ってくることになるだろう。

日本と違って、主食にトウモロコシを食べているところでは、直接影響がでている。それが、メキシコで主食のトルティージャのニュースで、価格が数ヶ月で40%以上値上がりして、家計を直撃する事態になっているらしい。メキシコ市では、抗議デモが起こっているようだ。

メキシコは、北米自由貿易協定(NAFTA)で関税なしでアメリカから安いトウモロコシが入ってくるようになって、国産よりも輸入トウモロコシに頼るようになってしまったために、顕著に影響がでてきているのだろう。

日本も人ごとではなく、食糧自給率が4割以下で、食料だけでなくエネルギーから何から何まで輸入で暮らしている。アメリカが自国の自動車を動かすためにトウモロコシの輸出をやめたらと思うとぞっとする。

それよりも、発展途上国の人たちは、価格の安い輸入トウモロコシを食べているので、輸入量が減って、価格が急騰することでもなれば、飢餓の心配もでてくる。こちらのほうがもっと深刻だろう。

同じようなことが、砂糖でも起こっているようだ。ブラジルではサトウキビから絞った糖蜜を原料にエタノールを生産していて、価格によって砂糖とエタノールの生産割合を変えている。去年の原油の高騰を受けて、エタノール生産が増えたため、砂糖の生産量が少なくなって、砂糖の価格が上昇しているということだ。

ヨーロッパでは、ナタネ油を使ったバイオディーゼル燃料が増えているようで、食用油にも影響がでているようだ。



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