ソーキそば
早朝、ホテルの近くの人頭税石を見にいった。人頭税というのは、琉球王府が宮古島八重山諸島の住民のある年齢を越えた住民にかけた税金で、非常に厳しいものだったようだ。
明治三十六年まで続いた制度で、そのため宮古島は非常に貧しい状況に置かれることになったようだ。
人頭税石というのは、身長がこの石の高さを越えると課税対象になったらしい。
午前中は、RBCの取材につきあってから、帰途についた。途中昼食に「ソーキそば」を食べることにして、昨日レンタカー店で聞いた県道78号線沿いの「大和食堂」に行った。
老夫婦が二人だけの店だけれど、地元の人で混んでいた。「ソーキそば」を頼んだけれど、ソウキが良く煮えていて、骨から肉がホロホロと外れ味も良く、スープも旨かった。非常に満足。
宮古そばは、沖縄そばだけれど、那覇で食べるものとちょっと違うようだ。
サトウキビの収穫は、今月で終わりというので、現場を見ておきたいと思って、空港の周りのサトウキビ畑を探したところ、何カ所かで、収穫機械と刈り取ったばかりのサトウキビを見ることができた。
ただ昼休みだったので、機械が動いていなかったのが残念だった。
途中、サトウキビを山積みにして製糖工場に向かうトラックと何度もすれ違った。フル操業なのだろう、遠くに見える製糖工場の煙突から、白い煙が立ち上っていた。
時間があればもっとゆっくりと収穫作業を見たかった。
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コメント
背丈が石の高さを超えると税金徴収対象となるというところが、面白いですね。そうすると、背が伸びない対策も考えられたりしたのでしょうか? でも、背が高いほうが仕事ができる(?)から、徴収対象となっても良かったのかな?
飛行機料金も、単純に大人、子供に分けるのではなくて、体重により段階的に料金が異なる徴収のしかたを考えるべきだと思うけれど・・・。
ところで、サトウキビは、産地により、一本から取れる角砂糖の数が異なると聞きました。
宮古島では、一本から何個とれるのでしょうか?
投稿: mamaeda | 2007/03/15 11:56
mamaedaさん
身長でというのは、この島を訪れた柳田国男が広めた話らしいです。
基本的には年齢で決めたようで、十五歳から五十歳までの大人に人頭税がかけられたようです。
一本あたりの角砂糖ですか、分かりません。重さの20%位の糖分が含まれているようです。サトウキビは、今は糖分取引になっています。
飛行機料金が体重制というのは面白いですね。
でも那覇-東大東島や奄美-喜界島を飛んでいた19人乗りのプロペラ機は、体重制限があって、飛行機に乗る前に体重と手荷物の重さを計って、体重が均等になるように席を決められたなどという話があります。
今回会った、琉球大学の先生の話では、私も知っている某氏は、体重が重すぎて搭乗拒否されたということです。さもありなんという体重で、エコノミーの席に収まらないと常々思っていましたが、搭乗拒否というのはすごいです。
投稿: きたきつね | 2007/03/15 20:15