臨時閉館
曇り平均気温13.6度。午後から会議があるので東京にでかけた。時間の余裕があったので、科学博物館で開催中の「花展」の招待券をもらっていたので、上野で降りて行ってみた。
公園口から西洋美術館の前を通って科学博物館の方向に曲がると、パトカーと黒塗りのハイヤーがずらりと並んでいる。これはおかしいぞと思いながら進むと、菊の紋章の付いた「プリンスロイヤル」が駐まっていた。その前にはパトカーと4、5台の白バイが並んでいた。
博物館の入り口には「臨時閉館」の立て札。博物館の職員が立っていたので聞くと「スエーデン国王、王妃両陛下と天皇皇后両陛下が行幸されている」ということだった。
「花展」はスエーデン人のリンネ生誕300年を記念した展示ということで、特別に観覧されることになったらしい。
入り口では、遠くからきたというおばさん達が、怒って館員に噛みついていた。非常に残念だった。小学生の団体も来ていたようだけれど、非常に気の毒だった。
仕方がないので、国立博物館で開催中の「レオナルドダビンチ展」に行くことに。大混雑が予想されるので、早朝一番にこようと思っていたのだけれど、やはり予想通り券売機の前は人の列。パスポートがあるので、並ばずに中にはいると、しっかり行列。
入場制限しているようで、時間を気にしながら並ぶことしばしで本館の中に入りことができた。でも入り口で飛行場の搭乗口と同じような手荷物検査と金属探知機のゲートをくぐらされた。
会場の特別5室にはガラスケースに入った「受胎告知」が飾られていて、昔上野動物園にパンダが来たときのように、「立ち止まらないでください」というアナウンスを聞きながら、前進することとなった。修復されてきれいになった「受胎告知が」をありがたく拝んできた。
今回の企画展は「受胎告知」だけで平成館の第2会場は、手稿を元にした模型と絵のレプリカが展示されているだけだったので、駆け足で通過。
虎ノ門で降りて、会議の場所に向かって、久しぶりで金比羅様の前を通った。前回、この辺りに来たときには、東京メトロの「神谷町」を使ったので、何年ぶりだろう。ビルの間に社殿が見えている。
自分の出番の少ない会議は、緊張が続かない。夜は例によって懇親会兼送別会となった。会席料理の宴会というのは、あわただしくて詰まらない。送別会は、動いて話がしやすいので、立食の方が良いと思う。
今回の退職者は、良い条件の再就職先が用意されているようで、悲壮感はない。それに、同じ業界にいるから、これからも会う機会も多いので、転勤という感じがしていて、普通の懇親会だった。
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