東京都知事選、泡沫候補が面白い
東京都知事選挙が最後の追い込みに入ってきた。茨城県民は、参加できないから、興味を持って見るだけだが、最終的には石原現知事と浅野前宮城県知事の一騎打ちになるのだろう。
それよりも、毎回、東京都知事選挙をにぎわす泡沫候補が面白い。。色々な意味で著名な方も多いので、売名行為や趣味で立候補しているのだろう。でも、戻る可能性のない300万円の供託金を払ってまで立候補するというのはなかなかできるものではない。まあ、そんなことは貧乏人がすることではないか。
それにしても候補者の職業欄を見ると、国際創造学者、勝訴証拠評論家、風水研究家、ディレッタントなど、職業といえるのか複雑な感じがする。確かに、自分 はそうだと主張すれば何でもありだけれど、職業というのはそれで暮らしを立てるということであれば、ディレッタントというのはどうかと思う。
http://ascii-business.com/zeisei/pol/pol-05.html
アスキービジネスの今週のフォーカスをみていたら、泡沫候補の一人桜金造氏の立候補の意味について書いてあって、これは面白い分析だった。
ようするに、公明党は石原現都知事を支持しているけれど、その母体の創価学会の会員の中には、石原都政の福祉政策に不満を持っていて、石原候補に投票しな い層がそんざいする。でも、その層が福祉を売り物にする浅野候補に投票されるとこまるので、学会員の桜金造候補を擁立して、ガス抜きを狙ったということら しい。
確かに、どこかの選挙区で、自民党候補が無所属候補に苦戦が予想されるところに、共産党や社民党の候補を擁立して、野党票を分散させるという作戦の噂を聞いたことがあるけれど、選挙というのはそこまで深く対策が練られているというのが恐ろしい。
どちらにしても、泡沫候補は10%以上の票はとれずに供託金没収ということになるのだろう。
| 固定リンク
コメント