レスター・ブラウン博士の講演
今回の講演会は、アメリカがトウモロコシでバイオエタノールを大増産することで、穀物の争奪戦が始まるという内容。
それにしても、博士は、日本や中国の農業について、想像以上に詳しいようで、非常に的確な指摘が、随所にあった。
トウモロコシだけでなく、大豆、ナタネ、小麦などの国際価格が上昇している。
日本のように、穀物を大量に輸入している国にとって、傍観していられない状況になりつつある。先進国は、トウモロコシを直接食べるのではなく、家畜の飼料としているので、直接の影響は見えない。
しかし、発展途上国、特にサブサハラなどの最貧国では、トウモロコシを主食にしているために、穀物価格の上昇が直接食卓に現われることになる。
レスターブラウン博士の講演では、解決策としてあまりはっきりしたことは話されなかった。でもトヨタのプリウスを非常に高く評価していた。
講演終了後、サイン会があって、『レスター・ブラウン・プランB2.0―エコ・エコノミーをめざして』を購入して、博士のサインを貰い、握手してきた。
『プランB―エコ・エコノミーをめざして』もサインを貰ったので、『プランB』シリーズは2冊ともサイン入りとなった。
帰りの電車が松戸で特急待ちした後、なかなか出発しないので、どうしたのだろうと思っていたら、「乗客同士のトラブルで、発車が遅れています」という車内放送があった。酔っぱらいの喧嘩かもしれないけれど、迷惑なことだ。
| 固定リンク
コメント