とりぱん3
週刊モーニングに連載中の『とりぱん 3 』が先月末に発売になったというので、近所の書店にいったけれど、なし。小さい書店なので、中高生に人気のコミックしか置いていないようだ。
それで、先週末に県南で最大(?)という書店までいってきた。大きな書店ではどこに何があるか分からないから、カウンターに直行して在庫があるかを調べて貰うのが習慣になってしまった。
書店で本を探さずにAmazonに頼っているのは良くないかもしれない。本棚をぶらりと見ないと、偶然の出会いがないから、良くないと思おうけれど、老人は短気なるから、しかたがないか。
作者の「とりのなん子」さんの住んでいる盛岡の郊外での日常の生活の中での自然との出会いが楽しい。多くの人は、目の前にある自然に目をつぶっているので、見えていないけれど、ちょっと関心を持つと色々な世界が見えてくるのがわかる。
きたきつねの友人にTBSテレビ日曜日早朝に関東ローカルで放送している「東京ウォーキングマップ」で自然系の解説をしている散歩師がいる。彼が歩くと、東京の丸の内でさえ、色々な虫、野草、野鳥などが続々出てくるのが面白い。
養老先生ではないけれど、人の脳は非常に優秀で、高度な情報処理をしているので、関心のなかったり、不要と思われる情報は、見えないようにしたり、聞こえないようにしたりしてくれている。
逆に関心を持つと、地獄耳といわれるような、普通には聞こえない音も聞こえるようにさえなる。
なん子さんは、虫や動物をみて「ギャー」とか「ゲ」とかいわないで、優しくみてくれているのがいいと思う。
巻末のおまけは、なん子さんと芥川賞受賞作家絲山秋子さんとの対談です。
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