キン・コン・ガン!
今年2月に無くなったイラストレーター渡辺和博さんの『キン・コン・ガン!―ガンの告知を受けてぼくは初期化された』を読み終えた。
渡辺和博さんは、『金魂巻』で一躍有名になって、「○金・○ビ」という言葉で1984年の第1回流行語大賞を受賞している下手巧なイラストレーターだ。ベビーブーマーのきたきつねと同学年で、肝臓癌にを告知されてからのことを書いたエッセイが、この本だ。
肝臓癌と付き合いながら、ひょうひょうとした入院生活を綴っている。本当にお気楽な感じで、悲壮感はないけれど、きたきつねがガンになったときにはどんな感じなるのだろうと思いながら読み終えた。
きたきつねも肝臓癌のリスクファミリーだから、人ごとではないので、読んで良かった。本当に「ケセラセラ」しかないと思う。
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