海洋博覧会記念公園
沖縄を紹介する重要な施設だと思っていたのに、どうして取り壊したのだろう。沖縄の歴史と米軍基地の問題を、沖縄県人も含めて知る場所がなくなってしまった。展示されていた「カンカラ三線」のもつ意味を、平和ぼけの観光客に見て欲しかった。
11月の那覇のおもろまちに、新しい「博物館」と「美術館」ができるけれど、薩摩による沖縄支配、琉球王朝による先島支配、第二次世界大戦の悲劇、戦後の基地の問題などの展示はあるのだろうか。
「おきなわ郷土村」は、沖縄の伝統的な建物を展示する施設だけれど、作られたときのままで、ワラ屋根などは崩壊しそうな無惨な状態だった。建物を維持するのはとても大変で、記念公園管理財団の手に余っているのではないだろうか。
海洋文化館も維持するのが、手一杯のようで、博覧会の時から時間が止まったような見せ物になっている。
なんだか意味不明の「当館一番人気」的な蛍光色のポップが展示物に貼られている。そんなことよりもすべきことがあるのではないだろうか。
ホオジロザメは、管理が悪いので、皮が裂けて見るも無惨な状態。
最後に話題の「沖縄美ら海水族館」をのぞいてみた。先日ここで生まれたマンタの赤ちゃんは死んでしまったので、見ることができなかった。
この水族館は、2002年世界最大級の水族館としてオープンしている。以前来たときは、旧水族館で、ジンベイザメが売り物だった。
確かに、巨大水槽は迫力がある。大きなジンベイザメを複数飼育しているのはここだけだし、マンタも複数泳いでいた。
疲れていたので、帰ろうとしたけれどバスは、休日ダイヤでほぼ1時間間隔と少ない。偶然良い時間のバスがあったので、バス停で待っていると、タクシーがやってきて、4人乗り合いで、一人750円でどうだというので、名護バスターミナルまで乗ることにした。バスは、料金が790円で、乗車時間が約1時間だけれど、タクシーだと30分足らずなので、ラッキーだった。
| 固定リンク
コメント