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2007/06/24

海洋博覧会記念公園

070624_5時間があったので、18年振りに海洋博覧会記念公園に行ってみた。1975年に開催された海洋博覧会を記念した施設で、多くの観光客で賑わっていた。

当時の施設で、残っているのは、「海洋文化館」と「おきなわ郷土村」くらいで、残りは取り壊され、別の施設になっていた。

一番、気になったのは、海洋博終了後残されていた「沖縄館」が取り壊されてしまったことだ。

沖縄を紹介する重要な施設だと思っていたのに、どうして取り壊したのだろう。沖縄の歴史と米軍基地の問題を、沖縄県人も含めて知る場所がなくなってしまった。展示されていた「カンカラ三線」のもつ意味を、平和ぼけの観光客に見て欲しかった。

11月の那覇のおもろまちに、新しい「博物館」と「美術館」ができるけれど、薩摩による沖縄支配、琉球王朝による先島支配、第二次世界大戦の悲劇、戦後の基地の問題などの展示はあるのだろうか。

「おきなわ郷土村」は、沖縄の伝統的な建物を展示する施設だけれど、作られたときのままで、ワラ屋根などは崩壊しそうな無惨な状態だった。建物を維持するのはとても大変で、記念公園管理財団の手に余っているのではないだろうか。

070624_6 海洋文化館も維持するのが、手一杯のようで、博覧会の時から時間が止まったような見せ物になっている。

なんだか意味不明の「当館一番人気」的な蛍光色のポップが展示物に貼られている。そんなことよりもすべきことがあるのではないだろうか。

ホオジロザメは、管理が悪いので、皮が裂けて見るも無惨な状態。

070624_7 最後に話題の「沖縄美ら海水族館」をのぞいてみた。先日ここで生まれたマンタの赤ちゃんは死んでしまったので、見ることができなかった。

この水族館は、2002年世界最大級の水族館としてオープンしている。以前来たときは、旧水族館で、ジンベイザメが売り物だった。

確かに、巨大水槽は迫力がある。大きなジンベイザメを複数飼育しているのはここだけだし、マンタも複数泳いでいた。

疲れていたので、帰ろうとしたけれどバスは、休日ダイヤでほぼ1時間間隔と少ない。偶然良い時間のバスがあったので、バス停で待っていると、タクシーがやってきて、4人乗り合いで、一人750円でどうだというので、名護バスターミナルまで乗ることにした。バスは、料金が790円で、乗車時間が約1時間だけれど、タクシーだと30分足らずなので、ラッキーだった。

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