中国の影響
中国製の金属や繊維などの素材が値上がりしてきているらしい。原因は、北京オリンピックのための内需の増加に対応して、内需向けの確保しているだけでなく、貿易黒字対策のための輸出税の導入も原因となっているらしい。さらに、人民元高、人件費の上昇も影響していることも考えられる。
この素材の値上がりは、近いうちに日本の国内市場に影響が出ると思う。これに人民元高が重なると、100円ショップは苦しくなる。
人民元の為替レートについては、対中貿易赤字にいらついたアメリカで、中国叩きの新たな法案が上院に提出されたらしい。
人民元の過小評価を不当な補助金とみなし、反ダンピング関税その他の制裁措置を取るという法律という。
昔、アメリカは対日貿易赤字の増大から、ダンピングを理由に日本叩きを始めたのと同じで、アメリカ中心主義の横暴な行為だ。日本円は、360円の固定相場から、変動相場制に移行して、一時は1ドル80円台まで円高が進んだこともある。
今、世界の工場となった中国は、当時の日本よりも貿易に占める位置は大きくなっていて、人民元の大幅な切り上げは、アメリカだけでなく世界中が影響を受けることになる。
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