ICU二日目
手術後の反応らしく、熱が高く、尿の出が悪いということで、ICUの滞在が延びることになった。
40度近く熱があるので、水枕と、アイスノンで体を冷やしていた。点滴が、一日8本になっていた。痛み止めの影響で、一日中ぼーっとしている。
夜に救急で、老人施設から認知症の盲目のおばあさんが運び込まれた。誤嚥による肺炎の疑いがあるらしい。不安らしく、「おねーさん」とか「おかーさん」と声を出していた。
その次に、内臓のどこかが悪いらしくおじさんが運び込まれた。精神疾患のあるらしい、幻覚と幻聴があるらしく、怖くなって点滴のチューブを付けたままベットから立ち上がろうとして、看護士に止められることを延々と続けていた。
手術跡の消毒の時に、傷口を見たけれど、鳩尾からへその上まで一直線に切られていた。腹筋が切れているので、体を動かすたびに腹筋を使うので痛いし、深呼吸するのも苦しい。もちろん、痰をだそうとすると非常に苦しい。
寝たままでいると肺が広がらないというので、体を起こして、呼吸の練習道具を使って深呼吸をするけれど、なかなか上手くできない。
そうこうするうちに一日が終わる。一日のほとんどを寝ていたような気がする。
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