ヒガンバナ5万本を探しに
北向きの風が吹いて気温が18度以下と肌寒い一日だった。朝から雨が降っていたけれど、午後から雨が上がった。
「桜川市小塩の桜川の土手などで約5万本のヒガンバナが一斉に咲いている」という毎日新聞の茨城版にでていたので、ドライブを兼ねて行ってみた。
桜川市は、真壁町、大和村、岩瀬町が合併した筑波山の西側の市だ。20年前まで、筑波鉄道が、土浦から岩瀬をつないでいたが、今はサイクリングロードになっている。
遅い昼を、真壁の蕎麦屋「日月亭」で、寒かったので温かな「なめこおろしそば」を食べた。久しぶりだったけれど、旨かった。
桜川市小塩を地図で調べていったので、ヒガンバナ5万本を探したけれど、なかなか見つからない。岩瀬東中学の裏の小さな川の土手沿いに赤い花が咲いていたので、近づいてみると川沿いに4百メートルほど一列にヒガンバナが咲いていた。
5万本というのは、よく考えてみるとそれほど多いわけではなかった。
帰り道、行列のできる10円まんじゅうの店「和ふ庵」の前を通ったので、買って帰ることにした。
きたきつね達が店に入った時は、あまりお客はいなかったけれど、少しすると店内は人で一杯になった。
30個で330円、味は期待したほどではなかった。先日阿見町の「十屋」の10円まんじゅうの方がふっくらとして、餡の味も良かったと思う。
日本の食料自給率は、小数点以下の変動をしつつも辛うじて40%(カロリーベース)を保ってきた。しかし、06年度食料自給率が発表になったけれど、1ポイント低下し、39%に落ち込んだ。政府は、2015年度に45%という目標をたてているけれど、達成に暗雲が立ちこめてきた。
食糧の輸入が止まると、確実に飢餓が起こり、配分の問題もあるけれど、最悪の場合国民の6割以上が死ぬことになるということを、国民の誰もが意識したことがないだろう。
今年だって、アメリカのバイオエタノールの影響で小麦の作付けが減り、オーストラリアの干ばつので生産量が落ち込んだために、小麦粉の価格が上昇している。今度、気候変動による凶作や発展途上国との食糧の奪い合いが始まったときに、確実に食糧が確保できるとは限らない。
食糧は、利便をもとめる自動車と違って、生命につながるもので、長期間止めるわけにいかない。さてどうするのか。
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