ミス・ポター
今日は七十二候の「蟄虫戸を閉ざす」。秋も深まってきたはずなのに、南寄りの風が吹き込んで真夏日に逆戻り。一日おきに暑くなっているようだ。
まだ、傷口が引きつるけれど、お腹の調子は普通になってきた。
シネコンのレートショーで「ミス・ポター」を見てきた。なかなか良い映画だと思う。ただ、劇場内の観客は、金曜日の夜なのに10人しかいなかったのが、寂しい。
所々でピーターラビットとその仲間たちのCGがミス・ポターの夢の世界をうまく表現していて楽しかった。
イギリスの身分社会、上流階級での30過ぎの独身女性の生きづらさなどを垣間見ることができた。
湖水地方の人の手の入った自然を後世に残すためにベアトリックス・ポターがピーターラビットの印税をつぎ込んだエピソードは、少しだけだった。きたきつね的には、もう少し英国の湖水地方の風景を楽しみたかった。
時津風部屋の若い力士が急死した事件は、傷害致死事件に発展する気配になってきた。それにしても、相撲協会の対応はいい加減すぎる。こんなことを漫然と放置していたら、相撲取りになる若者はいなくなるし、相撲の人気も無くなってしまうことが判らないのだろうか。
ミャンマーの反軍政デモ取材中に長井カメラマンが射殺された。映像が残っているのがすごいけれど、本当に至近距離から銃撃されている。紛争地に入るカメラマンや記者は、常に死と背中合わせというけれど、今回の場合は、プレスであることを示すサインがない状態のようで、反政府デモのメンバーと誤認されたのではないだろうか。
光母子殺害訴訟を巡り、橋下弁護士が被告弁護団の懲戒請求をテレビ番組で呼びかけたことが業務妨害だとして損害賠償請求された民事裁判の第一回目の口頭弁論が広島地裁であった。
民事裁判の場合、第一回口頭弁論の日程は、裁判所が勝手に決めて通知してくるので、訴えの棄却を求める答弁書を提出すれば、欠席することが可能だから、橋下弁護士は欠席したけれど、徹底的に争うようだ。
それにしても、光母子殺害訴訟の被告弁護団は異様な集団に見える。橋下弁護士は頑張って欲しい。
新内閣になって、早速福田総理、伊吹幹事長などの政治資金の問題が出てきた。寄付を返したり、昔の報告書を訂正したりすれば済む問題ではないと思う。政治資金規正法にはちゃんと罰則規定があるのに、それが適正に運用されていないことが問題だろう。
全ての政党や政治団体が06年に集めた政治資金(総収入)は2690億5600万円にもなる。売り上げではなく、これだけの収益を上げることのできる企業がどれだけあるだろうか。やはり政治と金の関係はクリアにすべきだろう。
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