小麦は最高値、備蓄最低
干ばつなど異常気象による減産やエネルギー価格の高騰が原因で、世界の穀物価格が急騰していることを国連食糧農業機関が発表した。調査によると、コメを含めた世界の主要穀物価格は今年、過去最高レベルで推移している。5月に1トン当たり約200ドルだった小麦価格は、9月に同350ドル近くにまでなっている。
さらに世界の穀物備蓄量は最低レベルにまで落ち込んでいる。穀物高騰の原因としては、トウモロコシもバイオ燃料向けの需要増、人口増などで需要は増加傾向に加えて、オーストラリアの干ばつなど異常気象で収量が増えない上、原油価格の高騰で輸送コストも上昇していることによるとされている。
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