ALWAYS 続三丁目の夕日
東京から戻って、夕食後、シネマコンプレックスにレートショーで「ALWAYS 続三丁目の夕日」を見に行った。
土曜日に封切りになって、話題のはずだが二、三割の入りで、ちょっと寂しい。
ストーリーとしては非常に良くできているけれど、前作と同様に、セットや小物が良くない。どうして発売されて時間の経っていないオート三輪が前作と同じで40年前のボロボロなんだろう。
街は、戦災にあって、戦後に新しくなったはずで、十数年であれほど古びてしまうのだろうか。
現在の下町の中に、昭和三〇年代がタイムスリップしてきたようで、非常に違和感がある。
今回は、コレクターが色々な小物を提供したと聞いたけれど、ただ古いだけという感じ。
何故、そんなことを感じるかと言えば、まさにきたきつねは鈴木一平と同じ歳で、同じ時代を生きていたのだからだ。ボロだったけれど、復興した街の雰囲気が足りない。街は、全部CGで再現してもおかしくなかったのだろう。
ダイハツミゼットも、FRPで新車を再現しても良かったのではないだろうか。アメリカ映画だとしっかりと作り上げるだろう。日本映画の低予算、手抜きの悪いところが出た映画だと思う。ただ、今回のCGは、前回よりもずっと良くなっていた。
淳之介役の須賀健太君は急に背が伸びてしまって、一平の友達の北島三郎少年は、当時の子供達の栄養不足でむくんだ感じがあって、良いと思うよ。六子の中学の同級生中山武雄の不良少年ぶりはなかなかいいし、万年筆売りの啖呵売は、もうちょっと見せることができたと思う。サクラの台詞がよくない。
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コメント
Always3丁目の夕日、きのうシネコンで小5の娘とみました。
涙ぼろぼろは年のせいだとしても、かなりこじつけ的な
ヒューマンストーリーを、懐古趣味に溶かしたようなマンガタッチは違和感がありました。
ストーリー、展開ともにフラガールのほうがよかったです。
私が一番興味を覚えたのは、羽田空港で駐機しているDC5?6?の
主翼エンジン後方がひどく排ガスで?汚れていたことです。
本当にああいう感じだったのでしょうか?
当時のフライトの過酷さを想像しましたが、あれ本当?
昭和25年生まれです。
投稿: かんてつ | 2007/12/03 17:44
かんてつさん
フラガールは確かによかったですね。
きたきつねが初めて飛行機に乗ったのは、小学校4年の時に札幌丘珠空港でセスナーでした。でも、大きな飛行機に乗った高校2年の時に羽田から千歳までの727が初めてですので、DCシリーズの旅客機はリアルタイムで見ていません。
投稿: きたきうつね | 2007/12/03 22:48