地球システムの崩壊
以前から書いているように、きたきつねは本屋に行かずAmazonに頼りっきりになっている。時々書名だけで注文することがある。予想が当たりのことが多いけれど、時々はずれることがある。
今年買った本の中で、書名に対するきたきつねの期待と内容が一番はずれていた本が、地球惑星物理学者の松井孝典氏の『地球システムの崩壊』 だった。本の中のどこにも「地球システム」が崩壊したところを見つけられず、期待が崩壊してしまった。あったとすると「文明のパラドックス」という節くらいではないだろうか。
書名を別にすれば、専門の地球惑星物理学の一般解説書としては、新分野のアストロバイオロジーに関する情報もあり、最新の知見もあり面白い本だと思う。
きたきつねは、今の地球環境問題や資源エネルギー、社会システムに興味があるので、つい「地球システムの崩壊」とあれば、地球惑星物理学から面白い切り口の話が書いてあると思いこんでしまった。地球がどのような惑星であるか勉強できただけでも儲けとすることにした。
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