たらことコンニャクを煮たものは旨い

今朝の新聞に、宮古島を全島でバイオエタノールを3%混合したガソリン(E3)を使う「バイオエタノール・アイランド構想」が、石油元売り業界の強固な反対で頓挫してしまった。結局、E3ガソリンは『りゅせき』の4ヶ所のスタンドだけでしか給油できなくなってしまった。
石油連盟は、将来石油の供給が不足してきたときのことは考えずに、自分たちの利益追求しか眼中にないように感じる。E3ガソリンは、ガソリンスタンドで作ることができるので、非常に簡単で良い。石油連盟はそこのところが気にくわないらしい。
石油連盟の推進しようとしているETBEは、元売りの工場でしか作ることができないし、原料のBE(ブチルエーテル)は石油精製の副産物なので、元売りのコントロールできると考えているらしい。
E3のシステムだと、E10、E25への展開が簡単になるけれど、ETBEは混合率の上限があって実用的ではない。
今、北海道で建設中の苫小牧と清水町のエタノールプラントで作ったバイオエタノールは、石油連盟の意地悪でわざわざ横浜まで運んでETBEに加工して使うことになる。北海道で使おうとすると、もう一度北海道まで運送しなければならないという滑稽なことをしなければならない。
もう一つ面白い記事は、財務省がタバコの自販機に成人識別装置義務付けるというもの。「タスポ」というICカードを持っている成人しかタバコを買うことができくなる。でも、ICカードを横流しして稼ぐ大人が出てくるに決っている。設置費の負担もあり、自販機が減ることになるのではないだろうか。タバコを吸わないきたきつねには関係ないけれど、喫煙者は可哀想になってきた。喫煙者は、財務省にとって大事なお客様のはずだから、大事にしなくてはいけないと思う。
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