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2008/02/11

食料を輸入に頼ることの恐ろしさ

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今日は『建国記念の日』。日本書紀による神武天皇即位の日で、戦前は『紀元節』と呼ばれ、今年は皇紀2668。

春節を迎えてから、朝の寒さは変わらないものの、春がそこかしこで動き始めている。散歩道の道端で蕗の薹が顔を出していた。梅の花も一つ二つと咲き始めていたし、ヒバリが上空で囀り始めていた。

中国産餃子騒動は、まだ収まりそうもない感じで、パッケージの中から農薬が検出されたということで、工場で混入したということになりつつあるらしい。餃子全部ではなく、大量の冷凍食品の中に少数の毒入り餃子を混入するという行為は、一種のテロではないだろうか。

どれかに毒が入っているということで、全ての餃子を食べることができなくなる。といって、輸入している食品を全て検査してしまうと、食べることのできる食品が無くなってしまう。

中国産食品が怖いからといって、食べなければ困るはずだ。なんといっても日本の食料自給率39%なのだから、輸入食品を拒絶することはできない。国産の農産物だけで、生きることのできる国民の数は、穀物自給率の28%で決るから、単純計算では、3千4百万人となる。でも、実際には、均等に配分すると、全員死亡することになるはずだ。

農業地帯と都市では食料の配分が同じではないし、都市でも均等に配分されないから、醜い食料の奪い合いが起こって、死者が多数出ることになるだろう。結果はどのくらい生き残ることができるのだろう。多分、きたきつねはさっさと死ぬことになるだろう。

日本の国民の命の源泉である食料を作る農業を潰したのは、誰なのだろう。以前にも書いたと思うけれど、自動車を一週間乗らないことは簡単だけれど、食事を一週間摂らないことは簡単ではないはずだ。

宇宙飛行士の毛利衛さんは、今テレビCMで里山が大切などといっているが、昔、私に「国際分業論で、日本は農業を止めて、工業立国で工業製品を売って、食料を買えばいい」とはっきりいっていた。多くの大企業の経営者は同じことを思っているのだろう。

命の基である食料を、他の国に任せるということの恐ろしさが、今回の事件で判ったのではないだろうか。

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コメント

こんばんは。
鳥のコメント、ありがとうございました。
いつも教えていただく事が多く、嬉しいコメントに感謝いたします。

記事も考えさせられる事が多く、
何を信じたら良いのかととまどいますね。
食に関しては、神経質にならざるを得ません。

我が家の梅の花も3つほど開花しました。
嬉しい春の気配を実感しています。

投稿: photomo018 | 2008/02/11 22:53

すずちゃん

今晩は。鳥のことは聞いてください(^o^)。

食は神経質になってもいいのですが、私達は大昔から色々な食物を食べてきていますが、今のような表示だとか分析などに頼らずに、自分の判断できたのではと思っています。

臭いを嗅いだり、味がおかしかったら食べないとかといった人が動物として自己を守る能力が極端に低下してしまったのではないかということが心配です。

投稿: きたきつね | 2008/02/11 23:45

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