宮古島は20度

氷点下の茨城から、暖かな沖縄に行くために羽田に向かった。北千住の手前で電車が急に止まった。車内放送で、北千住の踏切に人が入り込んだということ。少したって、無事保護されたということで、5分ほどの遅れで出発した。
これが人身事故だったら確実に40分は停車することになるので、予定は完全に狂ってしまうところだった。
那覇行きのB777の出発が遅れて、さらにジェットストリームが強いらしく15分遅れで那覇空港に到着した。宮古島への乗り継ぎ客が多く、さらにバスでの移動だったので、45分遅れての出発で大幅に延着した。宮古空港は、20度とぽかぽか陽気だった。数日前には、寒さで仮死した魚が打ち上げられたらしいので、心配していたけれど裏切られた感じ。やはり沖縄は暖かくなければ。
その代わり、宮古便の駐機場が対潜哨戒機の近くだったので、なかなか撮影できないアングルで写真を撮ることができた。
宮古島でレンタカーを借りて、タイミングが悪く食べはぐれた遅い昼食に沖縄でしか食べることのできない「四角いおにぎり」(190円)をコンビニで買って食べた。
「ポーク玉子油みそ」ということで、ランチョンミート、玉子焼きに甘い味噌のペーストがついていた。他に「しそ昆布」、「ポークシーチキン」などがあった。
以前、那覇空港のバス乗り場近くの売店で買ったおにぎりの方が素朴でうまかった。
曇っていたけれど、車の中は暑いのでクーラーをかけなければいけないほどだった。
今回はちょっと余裕があったので、宮古島総合博物館をみることにした。
きたきつねは、時間があるときには、地元の民俗資料館を訪ねることにしていて、やはり、地元の歴史や自然を知るには、民俗資料館や博物館を利用するのが一番だと思う。
ネットで宮古市の民俗資料館を探したが、予想に反して立派な博物館があった。
入場料300円を払って中に入り、歴史の展示室からみることにした。たぶん開館当時から全く同じ展示のような感じなのは、市営だからしかたがないだろう。
模型や実物展示があって、もう少し手を入れるとおもしろいものになるのではないかと思った。
自然の展示室も同じだった。宮古上布の制作過程のビデをがあったので、じっくり見てきた。
苧麻から繊維を取り、紡ぎ、染め、織るというものだけれど、非常に手間がかかる貴重なものだということがわかった。
宮古島は琉球王朝の植民地として、厳しい人頭税を課されていて、その中に上布が入っていて、女性は夜も寝ずに規定の量の上布を作っていたということだ。
博物館で宮古島の歴史を自然の勉強をして表に出ると、ブーゲンビリアの赤い花が咲いていた。
時計をみると博物館の閉館時間の16時半のちょっと前だった。でも、太陽の位置はまだ3時くらいの感じだった。
調べてみると、日の出日の入りが、東京より一時間以上遅い。やはり日の入りが遅い方が一日が長く感じて得をした感じがする。
ホテルに向かう途中、サトウキビの収穫風景を撮影しながら移動した。
サトウキビを刈り倒して、枯れた葉を取り除いて茎だけにして、積み上げていた。今がサトウキビの収穫の最盛期なので、日が暮れるまで作業が続いていた
その山を製糖工場のトラックが集めにくる。サトウキビを満載したトラックと何回もすれ違った。
定宿にしている宮古第一ホテルにチェックインして、食事に出かけた。
地図を見るとホテルの近くに、漲水御嶽があるということなので、行ってみた。この御嶽(うたき)は宮古島で最高の霊場ということだ。
お供え物が沢山あったが、野良猫がきて一生懸命食べていた。
夕飯は、海鮮居酒屋「中山」でソーメンチャンプル、ジーマミ豆腐、ビールでおなかが一杯になってしまった。
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コメント
ご無沙汰してます。
昨年11月にサシバの衛星追跡調査で石垣に滞在していたとき、写真にあるコンビニの「ポーク玉子油みそ」は昼食の定番でした。いつも石垣や那覇に行ったときにランチョンミートを購入して来ようと思うばかりで、重いので諦めています。でも本土でもスーパーで売っていますね(^^)
投稿: ときた | 2008/02/24 01:13
ときたさん
こちらのスーパーでもランチョンミートを売っているところがありますが、500円位して値段が沖縄の倍近いです。
沖縄のスーパーでは、セールの目玉商品になっていて、200円くらいからあります。SPAMでも300円くらいです。
私も、何時も買ってこようと思いますが、重さにめげて、買わずに帰ってきます。
ちょっと高いのですが、「やまや」という酒類のディスカウントショップでは、スーパーよりも幾分安いようです。
投稿: きたきつね | 2008/02/24 20:35