強い風と雨の一日
チベットで、北京オリンピックを前に暴動が起きている。チベットは、中国の自治区となっているけれど、完全な植民地としての扱いしか受けていないのが現状だ。
チベット問題を、「異民族・異文化による統治」とか「人権問題」や「宗教問題」としてとらえると、本質が見えてこない。何故、中国が大量虐殺までしてチベットを支配しようとしているのか。インドとの国境紛争を起こしてまで、チベットを守ろうとしているのか。
チベット問題の根底にあるのは、地下資源問題にあることはあまり認識されていないようだ。中国は、海外で大量虐殺を黙認しているなどと世界の避難を浴びながら資源開発を進めているが、それよりも地続きのチベットで銅、亜鉛、ウランなどの地下資源を開発した方が、安全保障上は好都合な訳で、チベット人はいなくなってしまってもかまわないとまで考えているだろう。
胡錦涛国家主席は、チベット自治区の共産党書記として利権をしっかりと固めたはずで、一族郎党が安泰に暮らすために、大事な利権を離すはずがない。
資源を運び出すだめに青海鉄道を完成させ、チベット人を上回るほどの中国人を入植させている。海外資本も資源開発に参入している。中国のチベット支配を人権問題だといって反対しているのは、チベットの資源を狙っている勢力に動かされている運動家かもしれない。
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