1バレル=200ドルは避けられないか
米証券大手のゴールドマン・サックスが5月6日に出したアナリスト・レポートの中で、原油価格が今後半年から2年の間に、1バレル=150~200ドルに達する可能性があるとの見通しを示したということだ。
丸紅経済研究所の柴田所長のエネルギーと穀物の見通しとほぼ同じ分析で、中国・インドの石油需要が伸びる一方で、供給は伸び悩む可能性が否定できないということだ。
エネルギー、食糧価格の上昇は、止まる要素がないということだろう。
週刊文春の5月22日号では、第三次オイルショックが勃発するという記事になっている。景気が大暴落して失業者が急増するという。
第三次オイルショックとなって、価格が上昇して原油の供給が増えるのであれば、まだ回復の可能性はあると思うが、ピークオイルが顕在化すると現在の産業構造さえ崩壊する可能性があるのではないか。
今日もニューヨーク先物でWTI原油が一時1バレル127ドルを越えている。上下しているけれど、着実に上昇傾向にあるから、注視していかなければならないだろう。
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