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2008/05/25

コラーゲンとヒアルロン酸

テレビのチャンネルを間違って9チャンネルを押してしまった。通販番組のチャンネルで、コラーゲンとヒアルロン酸の宣伝をしていた。

あたかもコラーゲンとヒアルロン酸を経口摂取すると、お肌がツルツルとなるような内容で、首をかしげてしまった。確かにコラーゲンとヒアルロン酸は、皮膚の張りや関節の動きなどに重要な役割をすることは知られているけれど、それを健康食品として食べて効果があることは科学的な根拠はない。

食物が体に取り込まれる過程については、福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ 』に詳しく載っていて非常に面白いけれど、コラーゲンについては先週発売の週刊文春(5月29日号)に詳しく書いてあった。

「他の動物から採取したコラーゲン食品を食べた場合、それがダイレクトに吸収されて、細胞のスキマや関節に達し、コラーゲンの不足を補うなどということは決して、ない。外来のタンパク質が勝手に体の中を行き来すれば重大なアレルギー反応や拒絶反応が起きる」と書いている。非常に明快だ。

ようするに、コラーゲンなどのタンパク質は、一度消化管の中でアミノ酸に分解されて、体に取り込まれ、タンパク質の合成の材料となるのだから、コラーゲンからのアミノ酸が再びコラーゲンになる可能性はほとんどないということになる。

福島さんは「おしなべて機能性食品と呼ばれるほとんどのは『気のせい食品』であると私は思う」としているのも面白い。

ものすごい高い金を出して飲むと(医薬品ではなく健康食品だから食べると)気分で体が健康になったような気分になるのだろう。

きたきつねもたまに健康飲料を飲むが、これは精神安定剤としての効果を期待しているのだ。

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コメント

プラシーボ効果ぐらいはあるでしょうけど>コラーゲン。

かつて,某NHKの水曜夜の番組で,ヒアルロン酸の話をやったとき,やはり上記のような結論になっていたのですが,健康食品業者や効能を信じている人達から,かなりの数の抗議電話があったらしいですよ。一方,同番組の「血液サラサラ健康法」は,視聴率も高く,好評。まっとうな結論のほうが抗議が多いというパラドックスも,昨今の「ニセ科学問題」を見ていると,何となく分かるような気もしますが……

投稿: なかを | 2008/05/26 20:56

なかをさん

福岡さんも同じように書いています。クスリだけでなく健康食品もプラセボー効果があるようですね。

「鰯の頭も信心から」ですか。それとも「病は気から」ということでしょうか。

健康食品をいかにも医薬品の様な錯覚を起こすような売り方をするのもどうかと思います。


投稿: きたきつね | 2008/05/26 21:36

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