ぼくたちの七〇年代
ベビーブーマーの高平哲郎さんの『ぼくたちの七〇年代』を読み終わった。
「宝島」初代編集長で、テレビや舞台の構成演出などで知られている高平哲郎さんが1970年代を仕事や遊びで燃えた思い出を綴っている。
1960年から1970年代は、閉塞感のある今の時代と違って、何をやっても新しいという時代だった。だから、いつも先頭を走ることが可能な時代で、未来を感じることができたのだろう。
ちょうどきたきつねの高校、大学、新入社員に重なる時代で、タモリ、所ジョージ、山下洋輔、赤塚不二夫、浅井慎平など当時の新しい文化が芽生え、繁茂し始めたのを同時進行で体験してきたので、非常に懐かしく読んだ。
ただ、きたきつねは田舎で暮らしていたので、知らないことも多い。「宝島」は見たことがなかったし、演劇やコンサートなどとは遠い世界だった。
以前読んだ『平凡パンチの時代』の内容ともつながっていて面白かった。
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