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2008/06/12

14億円の大日如来像を見に

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午後は、3月にニューヨークのクリスティーズのオークションで約14億3000万円で落札されて話題になった運慶の作品とされる大日如来像を見に行ってきた。落札したのが宗教法人「真如苑」で、立川市に大日如来像を安置する施設を建設するまで、東京国立博物館に寄託することになり、今日から7月6日まで公開になった。

大日如来像は、本館の一階の展示室にガラスケースに入れられて安置されていた。非常に保存状態がよく、像に貼られた金箔が沢山残っていた。顔立ちの良い、美しい仏像だった。

撮影禁止なので、遠くから雰囲気だけを撮ってきた。

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日本国内に残ることになり、今回のように一般に公開されることになって良かったと思う。落札した宗教法人も、秘仏として公表しないという選択肢もあったはずだけれど、ありがたいことだ。

いつもは、平成館の特別展示を見た帰りに本館の1階の仏像を見て帰っていたが、久しぶりに2階の展示室を一巡りしてきた。国宝、重文をこれほど簡単に見ることができるのことに感謝して見てきた。

「東京国立博物館パスポート」があると今回のように、入館料(600円)を気にすることなくワンポイントだけを見にいくことが簡単にできる。年間4000円の会費で、すでに特別展4回見ているし、今回のようにチラ見を数回していて、非常に有効に使うことができている。

国立科学博物館にも年間1000円で平常展示を何回でも見ることができる「リピーターズパス」というのがあって、上野の本館、筑波実験植物園、自然教育園で利用できる。その他の特典もあって、非常にお得だ。

昔、上野動物園の無料パスを貰ったことがあって、葛西臨海水族園の近くに住んでいたので、土曜日の午前中に子供がみたいものだけを見て、アイスクリームを食べて帰ってくるとか、上野動物園でゾウだけを見てくるといった贅沢な楽しみ方ができた。

博物館や美術館は、一度に全部見ると時間もかかるし、頭の中が整理できないので、本当は時間があるときにちょっとのぞいてとか、お気に入りを見に行くといった見方をするのが本来なのかもしれない。

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