「もやしもん」に引きづり込まれた
「これは父さんぎつねが気に入ると思うよ」と子ぎつねが『もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1)』という漫画の本を持ってきた。
どれどれと読み始めたら止まらなくなった。東京のある某農大に入学したもやし屋の息子沢木惣右衛門直保が主役の不思議な漫画だ。この主人公の沢木君は細菌やウイルスが見えるという特殊能力があるし、見えるだけでなく友達のようだ。東京の某農大というのは、あそこしかないけれど・・・・
沢木君は、入学早々、発酵学か醸造学の樹慶蔵教授と大学院生の長谷川遥さんに研究室に引きづり込まれて、どたばたの青春物語が始まった。
脇役の、A.オリゼーとかS.セレビシエとかE.コリとかが、良いところで活躍してくれるところがなんともいえない。Aが「アスペルギルス」で、Sが「サッカロミセス」とか判ってしまうきたきつねもおかしいけれど、この漫画の作者も変じゃないか。
所々に、日本酒やワインのちょっとコアな話もあったりして、ついつい引き込まれてしまい、子ぎつねのところにあった6巻を全部読んでしまった。読んでいる内に、微生物が好きなりそうな気がしてきた。
結局、漫画に引き込まれて、明日までに書かなければならない原稿が書けなかった。といって、徹夜するほど元気がないから、どうしよう。
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コメント
いつもは話題の本を、キタキツネさんより早く読むことがないのですが、今回のもやしもんは私の方が早かったので、変な感じ方ですが、「ちょっとだけ勝った」のかも知れません。とはいえ、かみさんが大人買いしたコミックでしたけど。
投稿: ほろむいノースクイーン | 2008/07/30 00:59
ほろむいノースクイーンさん
子ぎつねが持ってこなければ絶対に見ない本でしたので、そりゃあ誰にだって負けますよ。
でも、面白い本だったので、ちょっと得した気分です。
大人買いする気分わかりますね。8月4日に12巻がでる「仁 JIN」は、9巻大人買いしました。
投稿: きたきつね | 2008/07/30 08:55