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2008/07/27

東京国立博物館三昧

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午後集まりがあるので、午前中は東京国立博物館で開催中の「対決 巨匠たちの日本美術」を見ることにした。正門に開場10分過ぎに着いたけれど、もう人が沢山並んでいた。

会場の平成館に向かうともう長い列ができていた。夏休みになって最初の日曜日ということもあるだろうけれど、多すぎる。もちろん会場は混雑していた。

今回の特別展は、それぞれの時代を代表する絵師、仏師、陶工などを比較して見ようという企画で、「運慶vs快慶」、「雪舟vs雪村」、「永徳vs等伯」、「光悦vs長次郎」、「宗達vs光琳」、「仁清vs乾山」、「円空vs木喰」、「大雅vs蕪村」、「若沖vs蕭白」、「応挙vs芦雪」、「歌麿vs写楽」、「鉄斎vs大観」の24人12組の作品が並んでいた。

比較しながら見るのはなかなかできないことなので、非常に面白かった。それにしても俵屋宗達は凄い。若沖は天才ではないと感じた。宗達と光琳の「風神雷神図屏風」は、会期の最終週に展示されるようで、非常に残念。

平成館をでて、少し時間があったので表慶館で開催中のオルセー美術館コレクション特別展「フランスが夢見た日本-陶器に写した北斎、広重」も見てきた。

こちらは、19世紀にフランスで興った「ジャポニスム」の影響をフランス陶器「セルヴィス・ルソー」と「セルヴィス・ランベール」に見ようという企画で、陶器の絵柄とその基になった北斎漫画や広重の浮世絵などを比較できるように展示されていた。

影響を受けたというよりもコピーしたという印象で、原題なら著作権侵害問題になっていると思う。印象派の絵画の中に浮世絵の影響は見たことがあるが、食器については初めてだったので、特別展を見ることができて良かった。会期が来週の日曜日までなので、もう少しで見逃すところだった。

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ミュージアムショップを見ようと本館に行ったところ、1階の11室で「六波羅蜜寺の仏像」という特集陳列が開催中だったので、薬師如来座像を拝んできた。途中、閻魔大王ににらまれたけれど、日頃の行いが良いきたきつねはドキドキもしなかった(?)。

こんな風に気楽に博物館をみることができるのは、4000円で1年間、特別展を6回、平常展は無制限というパスポートのお陰だ。

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