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2008/08/30

ごんぎつねと黒井健の世界

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本州上空に停滞前線があり、今日も不安定な天気となった。夕方、茨城県南地方に大雨洪水警報がでている。

北茨城市の茨城県立天心記念五浦美術館で開催中の「ごんぎつねと黒井健の世界」を見に行こうと思っていたけれど、なかなかタイミングがつかめなかった。会期を調べてみるとなんと31日日曜までだった。慌てて、今日見に行くことにして、昼過ぎに出発。

途中、水戸の前で雨が降ってきて、一時非常に強くなった。トラックの後ろを走っていると、トラックの跳ね上げる水しぶきで、ワイパーが効かなくて焦った。

日立を過ぎて北茨城に入ると曇り空だけれど青空が見えていた。美術館の駐車場は混んでいて、ガードマンが車を誘導していた。きたきつねたちは大型バスの駐車スペースに止めることができた。

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会場は子供連れが多かったけれど、子育てが終わって、子供の頃に読み聞かせた絵本の原画を見ようとしてきたきたきつね達のような年寄りも多かった。

黒井健さんは、「ごんぎつね」、「手ぶくろを買いに」、「かさじぞう」などの絵本の絵を描いていて、独特のタッチで、なかなか好みの画家だ。黒井さんは、1947年生まれで、団塊の仲間というところも共感があるかもしれない。

今回見に行って良かったのは、黒井さんの作画の秘密に触れることができたことだ。黒井さんの絵は、非常に独特のテクスチャーで、エアスプレーのようだけれど、リトグラフのようでもある。でも、色の雰囲気から見ると色鉛筆のようだけれど、鉛筆で塗りつぶしたようには見えないし、パステルにしては硬い感じがあるし、水彩でもないので不思議だった。

原画の説明には、色鉛筆とパステルが使われているとなっていた。よく見ても色鉛筆の線の塗り重ねではない。会場の中間のところで、疑問が氷解した。そこには、実際に黒井さんが使っている画材が展示されていて、その上に作画プロセスが写真で示してあった。

色鉛筆を一度ボードなどに塗り、それを油絵の溶き油で溶かして布に移して、それで塗っていくとい方法で、あのようなテクスチャーを出している。それと、マスキングフイルムやマスキングペーパーを使ったり、ホワイトは電動消しゴムを使ったりと、グラフィックデザイナーのような技法も取り入れられていた。布で色を付けることで、ふわりとした感じや、均一な塗りつぶしができるのだろう。

講堂で、「手ぶくろを買いに」のDVDが放映していたので、見てきた。絵本をそのまま映像化したもので、物語は渡辺美佐子さんナレーションだった。暗くなって、画像が静止画を組み合わせた単調なものだったので、眠くなって、つい寝てしまった。

帰りに、ショップで絵はがきを買おうと思ったけれど、「ごんぎつね」、「手ぶくろを買いに」などの欲しい絵はがきは売り切れだった。会期の終盤なのでしかたがないだろ。

山梨県の北杜市清里の一度、「黒井健絵本ハウス」にも行ってみたいものだ。

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帰りは、国道沿いの魚の直販所に寄ってみた。売っている単位がサンマ30匹一箱とかアサリ1kgと多いので、小家族では食べきれない。しらすなどを少し買ってきた。それにしてもキンキは旨そう。

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コメント

いまごろコメントを入れるのもなんだかなぁという感じなのですが、自分が文具(ファンシー文具)に興味を持つきっかけとなったのが、黒井健さんが手がけていた「PASTEL LIGHT」(ユーカリ社)でした。
最初に手にしたのは小学生のときのこと。その後、自分でノートを買い集めるようになったころには、もうあまり店頭で見かけることがなくなり、あちこちの店で探していた記憶があります。

色鉛筆を油でぼかす手法は「詩とメルヘン」だったかで見たことがあります。黒井さんの素顔を知ったのもこのときで、かなりギャップを感じたのでした…。

「PASTEL LIGHT」は、ユーカリ社の倒産とともに幻のシリーズとなってしまいました。数年前、原画が「絵本ハウス」で展示されていたそうで、見に行きたかったなぁ…と思います。

投稿: 早瀬かをる | 2008/09/15 23:47

早瀬かおるさん

「手ぶくろを買いに」などの絵本は好きでしたが、作者には興味がありませんでした。

「PASTEL LIGHT」は知りませんでした。25種類かそれ以上発売されていたみたいですね。

きたきつねは、ファンシー系は興味が無かったので、全く知りませんでした。ノートは、コクヨのキャンパスノートでした。


投稿: きたきつね | 2008/09/16 08:52

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