地球最後のオイルショック
先月、北海道の十勝に行ったときに、車窓に広がる農地で収穫作業をしているトラックターを見ながら、石油が使えなくなったらどうなるのだろうと、不安になった。日本の農業は、石油に支えられていて、石油依存率が99%と他産業に比べると以上に高くなっている。
老齢化、後継者不足、労働力不足などからトラクターなどの機械化が進み、肥料、農薬、資材などは、ほとんど石油が原料となっている。だから、原油の供給が止まると、食料自給率はさらに小さくなることはあきらかだ。
それに日本の輸送はトラック輸送が主となっていて、輸送用燃料としては80%以上が石油に依存している。十勝の食糧自給率は200%もあるけれど、自給率数%で、人口が数千万人いる首都圏へ食料を運ぶには、輸送用燃料が不可欠だ。昔は地方の物流の柱であった鉄道が、自動車のために幹線を残してほぼ絶滅状態となってしまっている・・・などといろいろと考えてしまった。
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