ハイイロチョッキリの仕業
簡易尿検査で大麻に陽性反応を示したロシア出身の幕内露鵬と十両白露山の問題は、世界反ドーピング機関(WADA)が公認する国内唯一の検査機関である三菱化学メディエンスの精密検査の結果も陽性という結果がでた。
相撲協会は、二人の力士が「結果は信用しない。自分は大麻を吸っていない」という発言を鵜呑みにして、再検査などと妄言を吐いているようだが、今度はどこに検査を依頼するというのだろう。WADAが公認する国内唯一の検査機関以上の検査機関があるというのだろうか。「結果を信用しない」ということはどういうことだろう。
北の湖理事長は進退問題があるので、後ろ向きの対応しか考えていない。朝青龍の問題もまだくすぶっているから、今のマスコミの体質から考えると、ネガティブキャンペーンを大々的に打たれ、このままだと大相撲のイメージが、さらに低下することになる。
大阪の米粉加工会社「三笠フーズ」によるカビ毒や農薬が基準値以上で食用に適さないため工業原料として政府が売り払ったコメをコメ不正転売した問題は、これまでの食品偽装と同じで欲に目が眩んだ犯罪といえる。
工業原料米の価格は10円以下だから、加工原料になれば10倍以上になし、扱う量が半端ではないので、大もうけできると思ったのだろう。
それにしても農水省が同社の立ち入り調査して、事実がわかってから回収を要請したというけれど、強制力は弱い「要請」というのはないと思った。その後、福岡県は、食品衛生法に基づき回収命令を出したので、強制力のある回収が始まった。農林水産省の対応の悪さはこれまでもあって、どちらを向いて仕事をしているのだろう。
| 固定リンク
コメント