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2008/09/12

遊ぶ若いハシボソガラスの兄弟

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今日は七十二候の「鶺鴒鳴く」。快晴で南よりの風が吹き気温が上がって真夏日。9月7日が「白露」だったけれど、ここ数日朝露が降りている。

朝の散歩で若いハシボソガラスの兄弟(?)が材料置き場の砂利の上で遊んでいた。手前のカラスは、嘴で金物を拾って砂利の上に落として、「チャリン」と音をするのを楽しんでいた。奥のカラスは、奥に見える木っ端を咥えて運んでは、落とし、運んでは落とし、確実に遊んでいる感じ。

大人のカラスだと、カメラを構えただけで飛んでしまうけれど、若い個体だと警戒心が弱いようだ。

望遠の付いた一眼レフだと、もっと良いショットが撮れたと思うけれど、コンパクトデジカメだと、シャッターのタイムラグが大きすぎて、なかなか上手く撮れない。

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気温は高くなったけれど、さすがにミンミンゼミとアブラゼミの勢いは無くなってきている。その代りツクツクボウシが元気に鳴いている。

事故米転売事件は、さらに広がりを見せている。どこのテレビニュースだったか忘れたけれど、農薬の専門家が今回見つかったコメの残留農薬の基準は、コメでの使用が許可されていないので0.01ppmになっているけれど、許可されている野菜であれば2ppmくらいのものもあるので、基準を越えているといってもリスクはないという説明するところを放送していた。

ところが、今日の日経のネットニュースを見ると『事故米から検出されたカビ毒のアフラトキシンは、「地上最強の発がん物質」といわれ、JECFA(FAO=国連食糧農業機関=とWHO=世界保健機関=の合同食品添加物専門家会議)は「遺伝毒性発がん物質なので、摂取量を可能な限り低減すべきだ」としている』という書き方だ。

事故米から検出されたアフラトキシンの濃度は無視している。この書き方からいえば、「ソバは世界最強のアレルゲンを含んでいるため、販売してはならない」としなければいけなくなる。同じようにタバコも酒も発ガン物質だろう。

事故米転売事件については、FoodScienceに松永和紀さんが「アフラトキシンは怖い!怒ろう! でも、酒の発がん性もお忘れなく」というコラムを書いていたのを見つけた。きたきつねと同じような考え方だ。

ミニマムアクセス米について、多くの人が知らないことがある。ニュースでミニマムアクセス米の映像を見て気がついた人もいると思うけれど、ミニマムアクセス米は玄米ではなく精米した米だということだ。

国際流通している米は、精米して白い状態なのだ。精米してしまうと、残ったぬか成分が酸化するし劣化してくる。劣化しやすい米を、何年も倉庫に保管しておけば、まずくなるし、カビも生えるだろう。

日本では、店頭には精米が並んでいるが、流通、保管は玄米の状態なので、日持ちもするし、劣化も少ない。

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