東京散歩

今日は「秋分の日」。二十四節気の「秋分」、七十二候の「雷声を収む」。これから本格的に夜が長くなる。
うちの「ばけべそ」が江戸東京博物館に行きたいというので、朝早めにでて両国へ。ここの平常展示を随分久し振りだ。展示物は変わっていないけれど、金がかかっているのが良くわかる。
館内は、意外と混んでいて、アメリカ、韓国、中国など外国人も多いようだ。外国語の案内人もいて、上手に説明していた。
中村座の展示の前で、落語と面白音楽の実演があって、前座の立川三四楼さんが寄席太鼓と「花色木綿」の前半をやって、「めおと楽団ジキジキ」の音楽漫談で30分。「めおと楽団ジキジキ」はおでこでピアニカを演奏するという曲弾きが目玉で、面白かった。
「浅草今昔展」という企画展をやっていた。なんでも浅草の浅草寺再建50周年を記念したイベントで、通常は見ることのできないものが随分あった。それと、三社祭に渡御する三社の三台の御輿が展示されていた。これも祭りに行っても遠くに見るだけだけれど、非常に近くで見ることができた。
展示物が多いので、全部見るには丸一日必要で、今回は江戸を主に、東京は軽くして三時間半ほどで出てきた。

本場所中なので、国技館の横を通ると沢山の人がきていた。時間が早いので取的衆が目立った。マクドナルドで昼飯を済ませるのだろうか。ふんどしの風呂敷包みを持って並んでいた。

昼食は回向院の前のインド・ネパール料理の店「ナマステ」で、チキンカレーを食べた。大きなナンがでてきた。ランチのときは、ライス、ナンのお代わり自由ということだけれど、普通の人はナンのお代わりはできないと思う。

帰り道でもあるので、山手線で上野を通り越して日暮里駅から谷中の「谷中ぎんざ商店街」と周辺の野良猫たちを見に行くことにした。
日暮里駅から、人の流れに着いていくと「谷中ぎんざ商店街」についた。入り口付近で、猫を撮影している人たちに遭遇して、一緒に猫を撮った。撮影なれしているようで、道の真ん中でポーズを取っていた。

小さな商店街だけれど、沢山の人で賑わっていて、テレビのバラエティーや旅番組で取り上げられたお菓子店や肉屋などは、人垣ができていた。どこかの製作会社が、ビデオカメラで低コスト対応の女性レポーター使って何かの番組を撮影していた。
路地を歩いていると、花を持った人が沢山いて、お彼岸のお中日ということもあって、谷中のお寺はお墓参りで忙しそうだった。
何とも狭い路地に家が建っていて、道路幅が狭すぎて今の法律では新築はできないし、防災上は問題になるだろう。

そんな狭い一方通行の道を、自動車が通り抜けていて、非常に怖い。東京の下町を歩いていると、東京は坂と谷の街だということがよくわかる。

「貧乏がさる像」というのが、お寺の入り口に立っていた。
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