菜の花や月は東に日は西に
今日も冬日。曇りで、日が照らないと寒い。
筑波山の梅園では紅梅が咲き始めているらしいけれど、散歩道でも梅のつぼみが膨らんできている。
旧聞になるけれど、14日の朝日新聞の「天声人語」に人麻呂の「ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」という歌が取り上げられていた。そういえば蕪村の句に「菜の花や月は東に日は西に」というのを思い出した。この句はの人麻呂歌の逆になる。
日の出と月の入りがほぼ同時に起こるという情景は、いつでもあるわけではなく、調べてみると今の時期だと、1月11日しかないことが判った。この日が歌の通りに、日の出が午前6時51分で月の入りが午前6時49分とほぼ同時になる。
同様に、月の出と日の入りがほぼ同時に見ることのできる日は、1月10日しかない。菜の花の咲く時期ということで、2月、3月まで範囲を広げたけれど、なかなかぴったりの日は見つけられなかった。
時代と場所が違うけれども、太陽と月の出入りが重なる日はあまり多くなく、特別の日だったので、歌や句に詠まれたのだろう。
昼は、近くにできた讃岐うどんの『丸亀製麺』にいってみた。午後1時というのに、長い列が店の外まで続いていた。入り口のところに製麺機があって、冷蔵庫に寝かしてある生地を、目の前で延ばして、切ってお湯に投入している。製麺したてを食べることができるというのは非常にイメージが良い。行列の割には店内のテーブルは空いていて、うどんのサーブがネックになっているようだった。
今日は並の「釜揚げうどん」と「ちくわ天」にしたけれど、昼ご飯にはちょうど良い感じ。釜揚げなので、うどんの強い腰がでていないけれど、モチっとした感じは釜揚げならでは食感だ。また機会があれば「ぶっかけ」を食べてみようと思う。
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