嵐のなか東京へ
早朝、風の音で目が覚めた。相当風が強いようで、雨が窓に当たる音も聞こえてきた。
午後からバイオエタノールに関するシンポジウムがあったので、東京に出かけた。駅に着いたところ、強風で土浦より北で常磐線は運休になっていた。何とか土浦始発の電車に乗ることができて、なんとか開始時間に間に合った。
電車の中で、隣りに立っていた女性が、「沢山乗らないでください」とか「奥の方まで入ってください」とかずっとブツブツと独り言をいっていた。低い声だったので、老人かなと思ったけれど、どうも二十代のようで、非常に気持ち悪かった。
バイオエタノールと世界の食糧需給に関するT大S教授の分析は、甘甘で、情報の読みも不足している。あれくらいならきたきつねでもできるようだ。アメリカの「食糧は兵器」という国家戦略についてもう少し詳細に分析して欲しかった。トウモロコシの価格急騰を、単純に投機で説明していいものだろうか。
『日本型バイオエタノール革命』の著者日本政策投資銀行の山家氏の話も、勢いが良いばかりで、データも古いし、分析不足じゃないかと思う。机上の分析ではなく、実際に休耕田で米を作るのがどんなものか経験してみると、バイオエタノールの可能性を実感できるのではないだろうか。
帰りも、雨は上がっていたけれど常磐線は遅れが出ていた。
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