とりのなん子『とりぱん 6』
去年の暮れに発行になったはずの『とりぱん 6』を買いに大きな書店に行ってみた。大きな書店だけあって、コミックスのコーナーだけでも小さな本屋くらいのスペースで、探したけれど見つからない。
しかたがないので、店員を見つけて聞いたら、「コミックス担当を呼びますからお待ち下さい」といって携帯電話を取りだした。大きな書店になると、専門分化して、担当者でないとどこに何があるか判らないらしい。
担当がきて、『とりぱん』のある棚にたどり着いたけれど、『とりぱん 6 』は品切れ。結局、帰り道にあった小さな本屋で見つけて買ってきた。
『とりぱん』というのは、コミック界のなかで、野鳥を扱う非常に珍しい存在ではないだろうか。そんな本が6巻まで続いているのも面白い。
岩手県盛岡市(?)在住の漫画家のとりのなん子さんが、自宅の庭に置いたバードテーブルに来るツグミ、ヒヨドリ、スズメなどの野鳥を中心に、生活雑記を描いていて、バードウォッチャーには共感できるコミックスになっている。
初めの頃は、鳥のことをよく知らなかったようだったけれど、毎日観察しているので、良く鳥の習性を捉えるようになってきた。だんだん、隔靴掻痒の感じがなくなってきた。
『とりぱん 6』では、キンクロハジロの絵だけは許せないだけだった。カモには、潜水するカモと、マガモやコガモのように潜水しないカモがいて、それぞれ水に浮かぶスタイルがある。
潜水するカモは、お尻が水面ぎりぎりまで沈んだ感じにみえるのだけれど、とりのなんこさんのキンクロハジロはマガモを黒く塗ったスタイルになっていたのが残念だった。
そんなこと以上に、内容が面白いので許してしまう。『とりぱん 7』は春に発売になるようだけれど、今から楽しみだ。
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コメント
このマンガ、あたしも先日本屋で初めて見て1-3巻購入しました。
そろそろ続きの購入を検討中。
マンガって場所とりますね。。。収納が大変!
投稿: まる | 2009/02/09 09:03