映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

今日の夕方、ブラピ主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を見てきた。
老人の姿で生まれて、どんどん若返り、最後は乳児の姿で老衰で死ぬベンジャミン・バトンという孤児の物語で、実に数奇な人生だ。
ベンジャミンが成長してゆく過程は、非常に自然に表現されていて、背景の時代考証も良くセットや小物まで行き届いているところはさすがだ。お金がかかっているというよりも、きちんとウソをつこうという姿勢がすばらしい。
ベンジャミンとデイジーの娘が死の床にある母親のデイジーに、ベンジャミンの残した日記を読み聞かせている形でストーリーが展開するスタイルで、ちょっと面白い。
それにしても、ベンジャミンが捨てられたところが、養老院で、彼を拾い育てたのが介護の女性だったことが良かったので、もし普通の家庭の玄関に捨てられたら、乳児院に届けられて生き残ることはできなかったのではなかろうかなどと思ってしまった。
評論家によっては、酷評しているひともいるようだけれど、非常に面白い映画だったと思う。
それにしても2時間47分の上映時間は長かったので、久し振りに疲れた。
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