つくば市の「回らぬ風車」訴訟
つくば市が2005年に設置した風車が計画通りに発電しなかった事業に関連して、市民グループが市原健一市長と当時の助役、新エネルギー推進室長を訴えていた訴訟の判決が3月3日に水戸地裁から出ていたことが判った。
訴訟内容は「市が2005年1月、風車23基の設置工事を五つの工事に分割して発注して、市内の建設会社同士で組んだJVがそれぞれ落札率 97.3~97.9%で受注した。しかし、各JVは2005年4月、東京都内の同じ建設会社にそろって工事を下請け発注した。ことがもともと関与する必要 のない地元のJVに工事を落札させて下請け会社への丸投げを容認し、市に不必要な負担を発生させたので、総額約3億円を賠償しろ」というものだ。
判決内容は、工事の発注者であるつくば市の幹部の責任を認めるもので、市の実務担当者だった当時の新エネルギー推進室長に約310万円の賠償を命じている。この判決を不服として、双方控訴した。
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