映画「グラン・トリノ」
夕方、シネプレックスつくばでクリント・イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」を見てきた。
最後の場面で、朝鮮戦争の英雄の男が、最初は嫌っていたラオスから亡命してきたモン族の家族を守るために死んで行くのだけれど、最高に良かった。
アメリカの地方都市が疲弊して(日本も同じだけれど)、アメリカ社会が失ってきた豊かな生活をフォードの古いスポーツカー「グラン・トリノ」で象徴しているようだ。
久し振りに心に滲みる映画だった。アカデミー賞の有力候補だったことがよくわかる。
この映画は、「父親たちの星条旗」や「硫黄島からの手紙」に続くクリント・イーストウッドの遺言状のひとつなのかもしれない。
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